職人の仕事

マンションのボード貼り ― 単純に見えて、実は職人の腕が出る工程です

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マンションのボード貼り ― 単純に見えて、実は職人の腕が出る工程です

ドア枠の取り付けが終わったら、いよいよ部屋ごとを仕切るために、壁や天井へ石膏(せっこう)ボードを貼っていきます。このボードが、あとで貼るクロス(壁紙)の下地になります。

「ボードを貼るだけ」と聞くと単純な作業に思えるかもしれません。ですが、新築と違ってリフォームのボード貼りは、既存の建物に合わせるため、場所によって寸法が左右で微妙に違うことがとても多いのです。一枚一枚きちんと採寸し、その場所に合わせて切り出して貼っていく――この単純に見える作業にこそ、職人の技術が試されます。

同じボード貼りでも、職人の経験によってスピードと仕上がりの質には大きな差が出ます。経験年数5〜8年ほどの職人と、それ以上のベテラン職人とでは、まさに雲泥の差。同じ作業でも、経験の違いによって2倍近く差が広がることもあります。

それでも私たちは、どのお客様にもていねいな仕上がりをお届けするために、経験の浅い職人でも焦らず着実に経験を積めるよう、教育体制と環境づくりに力を入れています。基本としているのは、デスクワークの現場などでもよく用いられる「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」という育成方法です。

OJTは、一般的に次の4つのステップで進めます。

① やってみせる(Show)― まず指導役の職人が実際に作業をやってみせ、手順や大事なポイントを目の前で示します。

② やらせてみる(Tell)― 次に、育成対象の職人に実際に同じ作業をやってもらいます。

③ 説明させる(Explain)― 作業をしながら「なぜこうするのか」を本人の言葉で説明してもらい、理解を深めます。

④ 指導・確認する(Check)― 良かった点はしっかり褒め、改善点はアドバイスして、次に自分ひとりでできるよう後押しします。

こうして一人ひとりが着実に力をつけていくことで、若手からベテランまで、どの職人が担当しても安心してお任せいただける――そんなチームづくりを目指しています。

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