駐車場まわりの外構工事① 解体 ― 掘ってみて分かること、正直に話し合うこと

今回から、駐車場まわりの外構工事をご紹介するシリーズを始めます。テーマは「駐車場の土間・カーポート・カーゲート」。第1回は、その最初の工程である「解体」の様子と、そこで起きた出来事をお届けします。
外構の解体では、既存のブロック塀や手すりなどを撤去していきます。ただし建物の中の解体とちがい、外部の解体では給排水の配管や汚水枡(おすい ます)などが地中に絡んでいます。これらを傷つけてしまうと大きなトラブルにつながるため、どこに何が通っているかを確認しながら、壊さないように慎重に進めていく必要があります。
今回は工事を進めるにあたり、一部の土間(コンクリートの床)を解体する必要がありました。ところが、実際に解体してみると、カーポート下の土間の厚みがごくわずかしかないことが分かりました。
お客様の当初のご要望は、「大型のファミリーカーを停められるようにしたい」というもの。土間がこれほど薄いままでは、大きな車の重さに耐えられず、そのご要望を安心して形にすることができません。そこで私たちは一旦工事を止め、すぐにお客様へご報告しました。
現場で分かった経緯をありのままにお伝えしたうえで、追加工事として、薄い土間をハツリ(斫り=はつって撤去すること)、あらためて新しい土間を打ち直す対応をご提案。ご了承をいただき、進めさせていただくことになりました。
【現場から】家づくりや外構工事では、解体してみて初めて見える部分から、こうしたイレギュラーが一定の確率で発生します。そんなときに何より大切なのは、すぐに報告し、相談することです。お客様のご要望に対してどう対処すれば仕上げられるのか。予算は足りるのか、足りないのか。当たり前のことを当たり前に確認し、もし予算が厳しい場合でも、できる限りご要望に添えるよう、最善の形で仕上げられる方法を一緒に考えます。
「解体してみないと見えない部分がある」「見えてから追加工事が必要になることがある」――その可能性を事前にお伝えしておくことはもちろん、いざ起きたときに迅速に対処し最善を尽くせるか、そして何より、正直に話し合いを進められるかどうか。ここが工事の仕上がりと信頼を大きく左右する、とても大事なポイントだと考えています。
今回のケースでは、土間が薄かったことをきっかけに、土間を解体して新しく打ち直すこと、そしてカーポートを新設することまで、追加でご依頼をいただけました。もちろん追加の費用はかかりますが、お客様がご覧になって「頼んでよかった」と感動していただけるような仕上がりを目指して、これから進めてまいります。
次回は、この続きの工程をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。😊
